「☆と一緒に」

PTG・死別からの成長

Post Traumatic Growth というのは外傷後成長のことで
宅香奈子氏によると、PTGの定義は
外傷的な体験、すなわち非常に困難な人生上の危機およびそれに引き続く苦しみの中から心理的な成長が体験される結果とプロセス
ということらしい

PTSD (Post Traumatic Stress Disorder) については、95年の阪神淡路大震災の被災者と、地下鉄サリン事件の被害者に症状がでて、広く知られるようになった

その当時は、適切な治療を受けられなかった人が多く、地下鉄サリン事件の被害者には未だに症状が改善されていないがいる
しかし、すべての被害者や遺族がPTSDの症状をきたすわけではないし、あるいはPTSD の症状を和らげつつ、悲惨な体験を含有しながらPTGという体験をする人もいる

今日はそのPTGについて、筑波大の松井教授の特別レクをいただいた
松井教授は、惨事ストレスの研究では第一人者で、私のような素人にもわかりやすく解説してくださった
私にとっては、これまでの体験をまさに確認するようなお話だった

松井先生が用意してくださった資料を見ながら、愛する家族との死別後の心の変化として挙げられるいくつもの項目に頷いた

・人々や物を、居て当たり前、有って当たり前だとは思わなくなった
・その人の死を無駄にしたくないと思うようになった
・自分が周囲によって活かされている存在だと思うようになった
・身近な人々や社会の役に立ちたいという気持ちが強まった
・人が生まれ、そして死んでいくことの意味について深く考えるようになった、等々
ん~~~PTGか、と我が身を振り返り納得


事件直後、あるいはしばらくの間は、もう死んでしまいたいと思ったり、どうして私が、家族が、こんなひどい目にあうのかとか、もうこの地獄から一生抜け出せそうもないと思ったりする

でも、遺族歴22年の私は、それが一生続くわけではないよ、と言いたい
少し落ち着いて自分で何かを判断できるようになったら、もう少し生きてみようと思えるようになったり、周囲の人たちの優しさを感じられるようになったり、悲惨な出来事を話したり、手記をかいたりして他の人と共有したりする
そういう生き方を見いだせる可能性もあるのだ
何よりも自分を大切に思えるように、1秒でも早くなってほしい





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